仕事とQOL(= Quality of life、生活の質)

こんにちは
社会保険労務士の澤瀬です。

10月下旬、秋の夜空に一筋の光りが走った。オリオン座流星群は明るくて速いのが特徴だ。

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流星というと、2001年11月19日未明にしし座流星群が大出現して雨のように降り注いだという。当時私は心に余裕のない生活をしており、その日は未明に起きて仕事をしていたけれど、カーテンを開けて外を眺めることはなかった。朝、テレビのニュースで千載一遇のチャンスを逃したことを知り、相当ガッカリしたのを覚えている。

さて、私のQOL(= Quality of life、生活の質)失敗談はさておき、皆さんの職業生活の満足度はいかがでしょうか。Well-being (心身と社会的健康)を感じることがありますか。
もし、余裕がない、苦しい、誰も私を認めてくれない、と感じることがあるとするとそれはどこからきているのでしょうか。

今回は仕事とQOLについて考察したいと思います。

「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし) は、古くから伝わる近江商人の経営哲学ですが、今もなお普遍性があり、事業継続の核となるものだと思います。昨今の異常気象や揺れる世界情勢の中においてもぶれない姿勢を保つ、人の体でいうと体幹にあたるものではないでしょうか。

ここで、「売り手よし」は元々商人の儲けを意味していたようですが、前回佐々木麻路講師のメルマガにありましたように、今は個人が複数の役割や仕事をこなす時代。多様な価値観をもつ従業員個々のQOLも含めたES(= Employee Satisfaction、従業員満足度)が高いことではないかと私は考えます。個々のQOLが企業にとっても極めて重要で企業の原動力となるものだといえます。

お客様目線で考えてみても、「でも、だって、〇○が~だから」のような言動をする人より、「私は」と前向きで自立している人とつき合いたいと思いますよね。できない理由を探して説明することは、自分のせいではないと責任転嫁をしているようにみえ、常に誰かから指摘されるのではないかという恐れを回避する潜在意識があるなど、Well-beingでない状態に出がちな言葉でもあります。

ネットで何でも買える便利な時代ですが、フィッシングサイトや虚偽広告などの詐欺も横行しており、信頼できる人からサービスや物を購入したいという流れに回帰するのではないかと感じています。

では、良いサービスはどうすればできるのでしょうか。
一番大事なのは個々の売り手がWell-beingであることです。

最低賃金対策や物価高騰対策で賃金を上げるなど生活の下支えはもちろん大切ですが、賃金の満足感のみでWell-beingな状態を維持できるわけではありません。
仕事の効率化と違って、何かを導入または改善すれば短期で実現できるものでもありません。

個々のQOLを高めることは、スポーツ選手が体幹を鍛えるようにじっくりと時間をかけて取り組む課題だと思います。個々が自らに問いかけ、自身が Well-being でいられることに対するキャリア支援(教育)がますます重要になるのではないでしょうか。

改めて問います。余裕がない、苦しい、誰も私を認めてくれない、と感じることがあるとするとそれはどこからきているのでしょうか。

「会社が、上司が、世間が、家族が」ではなく「私が」何を選択し人生をどう歩むかという生涯の課題に向き合っていることなのです。

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