世界でバズった幸福術

先日、中古本の中に目からウロコの本を見つけました。PICK THREE(ピック・スリー)2022年刊行した1冊。

「PICK THREE」の著者はランディ・ザッカーバーグ。そうあのザッカーバーグ。Facebook(現Meta)創業者マーク・ザッカーバーグの実のお姉さんで、三児の母でありながら、起業家、投資家、プロデューサーなど様々な顔を持つ人です。多方面で活躍されているので、その私生活は超多忙だと容易に想像できます。そんなランディさんが見つけ出した、忙しい人でも幸せに生きるための技術がピック・スリーです。

可愛らしいベイビーブルー色の表紙には「完璧なアンバランスのすすめ」という言葉。日頃から「いいバランス」を大切にしている私には「完璧なアンバランスってどういうこと??」と不思議でなりませんでした。でも、確かに忙しい毎日で、何でもかんでもいいバランスをとるなんて無理。むしろアンバランスな方が人生はうまくいくのでは・・・・

本の中身には「忙しくても自分らしく生きるシンプルな法則」がいろいろと書いてありました。読んで、なるほど、そういう考え方もあるなと感心しました。かなり売れた本らしいので、ご存じの方もいらっしゃると思います。

特にこんなかたにぜひおススメしたい一冊です。
・日々の生活で「幸せ」を感じにくい
・やるべきことが多すぎる
・できていない自分にうんざり
・人生を幸福なものにしたい

この本が語る幸せとは何なのか、その本質について実体験も踏まえながら整理してみます。

画像の説明

まず、仕事、睡眠、家族、運動、友人など、自分の重要なカテゴリーを5つピックアップします。現代人は常にやることに追われています。仕事、家庭、友人付き合いといった「やらなければいけない」こと、そして趣味などの「やりたいこと」など。でも1日は24時間と有限です。アレもコレもやらなきゃと思った結果、どれも中途半端に終わってしまうことも多いですね。ピック・スリーとはつまり5つのカテゴリーから「3つ選ぶ」という意味です。アレもコレも完璧にするのではなく、やることを「3つだけ」に絞るという発想です。 

こうした重要な5つのカテゴリーから毎日「3つだけ」を選び、それに注力するという考え方です。そして選ぶ3つは毎日、日によって変えます。次の日はまた新たに3つを選択します。もちろん、前日と同じ3つを選んでも構いません。毎日リセットして3つ選ぶ。

これを繰り返し続けることで、やりたいことに集中してやりきる毎日がおくれます。また、その日はできなかったとしても次の日にやるなど、「やり残しの罪悪感」から解放されます。そして、単日で見れば3つしかできませんが、1週間や1カ月という視点でみればバランスを取ることもできます。つまり、アンバランスな毎日をおくりながら、長い目で見て、バランスさせるという発想です。これは新しいと感じました。3つ選択するので、もちろん残った2つは出来ませんが、そこに罪悪感を感じる必要は全くありません。なぜなら明日になれば実行できるチャンスが来るからです。

そして、週末に1週間を振り返って5つカテゴリーの偏りを確認します。3カテゴリー×7日なので21ポイントのうちどれが多く、どれが少ないのか。私は、仕事6、 家族5、 運動2、 睡眠5、 友人3 という週があり、「仕事、家族、睡眠はある程度できているが運動が少ないので、翌週は計画的に運動をするように意識し、バランスをとろう」と計画することができました。

このカテゴリー決めは人によって様々かと思います。自分に合ったカテゴリーを設定するのが良いのではないかと思います。私もトライしてまだ3週間程度ですが、意外としっくり来ている感じがしますので、もうしばらく続けたいと思います。

やることを絞って、決めたことをやり切る。そんな毎日を繰り返すことで、結果的に長い目で見て、多くのことをバランスよく達成できる日々をおくれるのではないでしょうか。ぜひ、ピック・スリーを上手に生活に取り入れて、充実した毎日を送りましょう。

CO.COROサポート 藤村七美

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