~女性が前に出づらい理由は、能力でも性格でもない。では何か?~問題提起編
こんにちは。10人の女性講師夢プロジェクトメンバー、株式会社aiびじねすの中村夢美子です。
見えない壁に気付いた瞬間、“働く自分”が変わり始める
企業研修で多くの女性たちと向き合っていると、こんな言葉をよく聞きます。
「制度は整ってるはずなのに、なんとなく前に出にくいんです」
「頑張っているけど、どこか見えない壁がある気がする」
この“なんとなく”の正体こそ、女性活躍の課題の核心です。

日本では女性管理職比率はまだ低く、課長級で22.5%、部長級では14.6%。(「令和6年度雇用均等基本調査」結果より)数字を見ると「そもそも女性が上に上がりにくい構造」があることは明らかです。
ですが、もっと厄介なのは、その構造を支えている“無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)”。誰かの悪意ではありません。むしろ「良かれと思って」の配慮や、「昔からそうだよね」という前提が、静かにキャリアのドアを閉ざしてしまうのです。
たとえばこんな場面。
「子育て中だし、負担の大きい案件は外してあげた方がいいよね」
「女性は転勤を嫌がるはずだ」
こうした思い込みは、一見やさしさに見えて、実は“挑戦の機会を奪う行為”にもなりえます。
そして、女性自身もまた同じように、自分へバイアスを向けてしまうことがあります。
・私なんてリーダー向きじゃない
・家庭との両立が大変だから、挑戦は控えた方が…
・まわりの人に迷惑をかけたくない
こうした気持ち、きっと誰もが一度は抱いた経験があるかと。でも、その慎重さが“可能性の芽”を潰してしまうこともあるのです。
とはいえ、バイアスは悪ではありません。むしろ、人間である限り必ず持つもの。ただ、“気づいていない状態”が問題なのです。気づければ、選択肢は増え、行動の幅が広がります。
さらに、今なぜこんなに女性活躍が求められるのか──理由はとてもシンプル。
企業が生き残るために、女性の力が不可欠だから。
労働人口は減り続け、地方では採用難が限界値。女性の活躍を阻む余裕など、どこにもありません。しかも、女性の視点がイノベーションの源泉になる事例は続々登場。「一番搾り 糖質ゼロ」も、スターバックスの柔軟オペレーションも、女性の視点から生まれた改革です。
つまり女性活躍とは、“女性を優遇する仕組み”ではなく、企業を前に進め、あなた自身と社員全員の未来を広げる力学なのです。
1月号では「では何をどう変えれば前に進むのか?」実践的なヒントをお届けします。
株式会社aiびじねすでは、階層別研修や女性活躍推進に関する研修を実施しています。ご参考資料を差し上げています。お問い合わせはこちらからどうぞ→ https://ai-business.net/contact/