ニューノーマルな時代に大切な EQ(こころの知能指数)を高めよう

新年 あけましておめでとうございます。今年は可愛らしい、うさぎさんの年ですね。(いつも早生まれの同級生がうらやましかった私は、五黄の寅年です)

「うさぎ」は飛び跳ねることから、景気が上向きに跳ねる、つまり景気が回復するとのことで、縁起の良い年と言われています。そんな縁起の良い年こそ、将来の自分に備える能力をアップデートするチャンスです。 そこで今、注目されているのが、“心の知能指数”と言われる「EQ」です。

画像の説明

「EQ」が高い人は、ビジネスにおいて成功しやすく、他者と充実した関係を築けると言われています。実はこのEQ 今から20年前にも取り上げられていましたが、最近また注目されているのです。何が起こるかわからない不確実性の時代にこそ「EQ」の能力が必要とされています。

「EQ」が高いとえられる7つのメリット
①言葉以外で、人の気持ちを察して行動できる
②円満な人間関係が築ける
③失敗や挫折、敗北への耐性が強い
④改善点を自覚して、常に学び成長できる
⑤自分の感情とその対処法を知り、解決に導ける
⑥マイナス思考が避けられる
⑦夢や成功を追求する

この7つが揃っている人は、ものすごく人間として尊敬できますね。
まさに、「EQ」が高い人は、「一緒に仕事がしたい人」の象徴と言われているそうです。

「EQ」を高める7つの方法
ビジネスの成果や人間関係に大きく関わる「EQ」。「EQ」の高さは先天的に決まっているものではなく、後天的に高めていくことができるものです。ここでは、簡単なトレーニング方法をご紹介します。

①マインドフルネス瞑想
毎日数分でも瞑想する時間を持ちましょう。自然に呼吸を。肺やお腹に意識を向け、呼吸だけに集中しましょう。続けることで、感情をコントロールしやすくなります。

②自分の感情を感じ取ろう
意識的に感情を感じ取る練習をしましょう。ネガティブな気持ちも自覚することで、対処が可能になります。喜びや怒りなど分かりやすい感情から始めて、その感情の段階、どれぐらいうれしいか、怒っているのかを意識してみましょう。

③自分の強みと限界、怒りの発火点を知ろう
不毛な喧嘩を繰り返さないために、自分の怒りが爆発する発火点も知り、対策を探りましょう。

④「メタ認知」を習慣に
「メタ認知」とは、「頭を働かせた行動全て」を意識して、「一段上からとらえる」ことを意味しています。自分の行動、思考を客観的に把握し、最適な行動ができているか、知識不足はないかを振返りしましょう。

⑤他人の感情を表情やしぐさから察知
相手の目を見て、まずは自分の意見を言わず、最後まで話に耳を傾けることを意識してみましょう。すると、表情や言葉の選び方から相手の気持ちを想像し、そこに共感できるようになります。

⑥相手をすぐに判断するのはやめよう
目の前の相手を、すぐに善悪や「合う」「合わない」で判断するのではなく、時間をかけてどんな人なのかを知っていく習慣を身に付けましょう。

⑦自分への思いやりを持ちましょう
自分を後回しにせず、自分自身に思いやりを持ちましょう。自分に厳しくし過ぎないことで、失敗した時も原因を考え、学ぶことができます。同時に、自分の体にも細心の注意を払いましょう。体と心は密接につながっているものです。

「EQ」は努力次第で高められる能力です。ニューノーマルと言われる昨今、ますます先が読みにくい、答えがない中で、「EQ」の必要性は、より高くなっていくのではないでしょうか?ぜひこれをきっかけに「EQ」をもっと知り、磨いてみることに時間を使ってみるのはいかがでしょうか?
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

シニア産業カウンセラー                                      公認心理師 藤村 七美

コメント


認証コード8974

コメントは管理者の承認後に表示されます。