「聴く力」リモートの現場で。vol.41 佐々木麻路

こんにちは。office-asaji 代表 佐々木麻路です。今日は、コミュニケー
ション特に最近増えてきた、リモートでの「聴き方」についてお話しさせていただきます。
最近はリモートでのコミュニケーションが頻繁にある業種の方もいらっしゃるかもしれません。よく言われるのが、
やはり直接人と会ってお話しするのとは違う。ちょっとしたニュアンスが伝わらない。結構やり難い。という声です。

慣れてきて、リモートで飲み会やお茶会もありますから、随分違和感は減ってきているのかもしれません。プライベートですとリラックスしてできますが、これがビジネスでのやりとり、なんらかのセミナーを主催する側。大切な商談や、面接の機会ですと集会型とはまた違った緊張感もあります。同じ空間を共有する臨場感や、目線、頷きというリアクション、息づかいが、リモートだとわかり難いということも一因だと私は感じております。

が、そうは言っても、集会型であってもリアクションの少ない現場だったりすると、本当に聞いてくれているのかな?伝わっていないのかな?
と余計なことを感じてしまうこともままあります。その後のアンケート
や感想文など読ませてもらうとそれぞれに、気づきや掴みが書き込まれ
ていて、な〜んだ!ちゃんと聞いてくださっていたんだなぁ!とほっと
胸をなでおろすということもあります。

そこで思うのが「聴き方」です。
私たちは、「話し方」に重きを置いて、いかに話すか、どう話すか。は、結構頑張りますが、「聴き方」について、それほど学ぶ機会は、特殊な場合を除いてないかもしれません。
また、自分がどう「聴いているのか」を客観的に観ることもあまりありません。が、この「聴き方」によっては、ビジネスが良い方向に行ったり、契約が取れたり、チャンスがつかめたりと重要なものが含まれている。と言っても過言ではないように思います。

リモートの場合、複数人数での会合の場では、結構ミュート(音声を消す)にして聴きますね。ミュートにすると不思議に人は「真顔」になります。この顔の筋肉になんの意識もない、「真顔」は、外側から見ると結構怖いです。画面を見つめているので、リアクションも起きてこない。これが、怒っているように見えたりもします。真面目なつもりが、怒っているように見える・・。不機嫌に見える。

実際に会っているのであれば、臨場感も動きもあるので
それほど違和感は無いのですが、画面の向こうにある動かない真顔は、これから良いコミュニケーションを取ろう!と思っていてもなかなか大変かもしれません。

満面の笑顔で聴くとまではいいませんが、あなたの話を興味を持って聴いています。という「心」を聴く側で表現するときに一番いいのは、「頷き」です。うんうんうんと小刻みにするより、大きくゆったりと頷く。たったこれだけで、随分印象が変わります。コロナ禍において私たちの仕事の仕方も、様々な変化が起きていますが、コミュニケーションを取ることはどんな現場でも必要とされ、切っても切り離せないものです。

聴く意識は画面越しともなれば、さらに意識を向けていくことが良い人間関係を構築するために大切になると私は感じています。
最後まで大きくゆったりうなずきながら、お読みいただきありがとうございました。^^

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