「責めるべきは人ではなく環境」vol.17 金田玲子

私は整理収納コンサルタントとして
家庭の整理収納に関する講座や

職場環境の改善をテーマとした
研修を担当させていただいております。

先日、職場環境の研修内で
受講者からこんな声がありました。

「新入社員がいつも部品を間違って持ってくる。
部品を取りに帰って…となり、遅々として仕事が進まない。」

書類や備品などを含め
こういった状況はどの職場でもよくあることです。

でもここで考えていただきたいことは

「仕事が進まないのは新入社員が間違えたから」
なのか、ということです。

よくよく話を聞いてみると

その職場の倉庫では
似たような部品がズラッと並んでいて

ベテランさんはわかっていても
新入社員にはその違いがパッと見てわかりづらく

結果間違いやすい、
ということに繋がっていたようです。

私たちは職場内で何か問題が起こった時に

どうしてもその原因を
「人」にばかり向けがちですが

そうなる原因や背景は「環境」にも必ず隠れています。

今回のケースでは

「わかりづらい・間違いやすい環境」も

要因の1つだということです。

であれば

「誰でもわかりやすい・間違えにくい環境」

を整えていけば

問題解決の1歩に繋がっていきますね。

人を責めるのではなく、
まずは環境から攻めていく=見直していく。

そんな目線を持ってみると
誰もが働きやすい・生産性向上につながる
職場環境に変わっていきますよ!

style-R 代表
整理収納コンサルタント 
金田玲子

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